チカモリ遺跡

チカモリイセキ
  Photograph 2012.8.13 平津 豊 Hiratsu Yutaka 
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チカモリ遺跡のウッドサークル
石川県金沢市新保本町5丁目チカモリ遺跡公園  
チカモリ遺跡は、昭和29年、50年、55年、59年と4回にわたって発掘調査が行われた縄文晩期の遺跡で、南北70メートル、東西100メートルの遺跡である。この遺跡からは、略半載形木柱根250点余、丸太の木柱根45点、板状材52点余が出土しており、他の地域の遺跡から出土した木柱根が数本から数十本であるのに比べて、この多さは特異である。この北陸にあったとされる巨木文化圏を語るのに外せない遺跡である。
その遺跡の象徴がこのウッドサークルである。
集会所ではないかといわれているが、わざわざ円形を形成させているのだから、やはり祭祀を行う場所であったと考えたい。
ただし、南側の特異な2つのL字の板が形成する場所の方角は、夏至、冬至の日の入りや日の出にも一致していない。
もちろん、このウッドサークルはコンクリート製のレプリカであるので、忠実に再現されているかどうかは、わからない。


ウッドサークルを東側から撮影


ウッドサークルを北側から撮影



ウッドサークルのスケッチ図
(Photograph 2012.8.13)

チカモリ遺跡の6本の柱跡と4本の柱跡
石川県金沢市新保本町5丁目チカモリ遺跡公園
6本の柱が長方形を形成しているものと4本の柱が正方形を形成しているものがある。家屋とされているが、本当の目的は不明である。


4本の柱跡

6本の柱跡
(Photograph 2012.8.13)

出土した木柱根
石川県金沢市新保本町5丁目 金沢市埋蔵文化財収蔵庫
チカモリ遺跡公園の隣の金沢市埋蔵文化財収蔵庫には、出土した木柱根が展示保存されている。


92センチメートルもの木柱根


水中保存されている木柱根



発掘当時の様子
(Photograph 2012.8.13)